BIMとは
BIM とは、Building Information Modeling（ビルディング インフォメーション モデリング）の略称で、コンピューター上に作成した３次元の形状情報に加え、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等の建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築するシステムの事を言います。
BIMのメリット
1. 2次元図面よりも3次元図面の方がイメージをしやすく、解釈の違いによるミスの軽減が可能
2次元図面（例）
3次元図面（例）
2次元図面と3次元図面を比較すると3 次元図面の方が一目で高さのイメージや色合いがわかりやすく感じると思います。2次元図面では上からみた図や横からみた図など欲しい情報によってみる図面が変わる為、「実際に建ててみないとわからない」というケースは少なくありません。3次元図面を用いる事で設計者の頭の中にあるイメージを施主様に伝えやすくなり、何枚もの2次元図面をみるよりも理解時間の短縮・解釈の違いによるミスを軽減する事ができます。
2. 時間ごとの日照の解析が可能
日照検証（例）
日照検証（例）
時間ごとの日照の解析を行う事で建設予定の建物の影が隣地建物にどのように影響するか検証を行う事が可能です。
3. 構造関連の取り合い検証と干渉チェックが可能
躯体検証図面（例）
干渉チェック図（例）
工事着手前に柱や梁といった構造関連の取り合い検証を行う事で工事中の手直しや手戻りの軽減に役立てています。外注業者より設備関連のBIM データをいただいた場合は建築、構造、設備関連の干渉チェックも行います。工事中に手直しや手戻りが発生してしまうと工程に影響する恐れがある為、事前にシミュレーションを行う事で工事が円滑に進むように工夫しています。
